足の付け根が腫れる、いわゆる脱腸。
なんとなく違和感があったり、痛みを伴ったり、その症状は人によってさまざまだと思います。
人に聞けば、”それは脱腸じゃないの、病院へ行ってみたら”、と言われたものの、ではいったい何科を受診すればいいのか?
とりあえず近くのかかりつけのお医者さんに相談してみると、
”それは、そけいヘルニア、いわゆる脱腸ですね”
”手術すれば治りますから、あわてることはありませんよ”
”もし手術の希望があれば、どこか手術のできる病院に紹介しましょうか?”
なんて言われても・・・
”脱腸”という言葉は聞いたことがあるけれど・・・
そけい部?、鼡径ヘルニア?、何のことやら、さてどうしたらいいのかよくわからないという方、手術について、合併症、入院費用のことなど、詳しく知りたいという方は、参考までにご一読いただければと思います。
多くの場合は、何の兆候もなく、ただ足の付け根、いわゆるそけい部が膨らむということに気づく場合がほとんどです。なかには、重いものを持ったり、おなかが渋ったりしたときに突然の痛みと共に、腫れに気付く人もいます。また引っ張られる感じや、陰のうに放散する軽い痛みを訴える人もいます。このヘルニアが次第に大きくなると、そけい部に不快な感じや、痛みも出てきますが、寝ることによって膨らみも消え、これらの症状が消えるという特徴があります。また中には便秘や排尿障害を伴なって、内科や泌尿器科の先生に相談されることもあると思います。
実はこの「そけい部のヘルニア」いわゆる「脱腸」ですが、なんとなく腫れていることから、きっと脱腸だろうなと気付いている人は意外に多いのではないかと思っています。とはいえ、さほど日常生活にも差し支えないため、病院に行くほどでもないと放置しているのではないでしょうか。
男性ですと陰のうが子供の頭ぐらいの大きさになってから、流石に日常生活に不便を覚え、はじめて病院に来る人もいるくらいです。
もちろん脱出した腸管が挟まってしまい、いわゆる「嵌頓(かんとん)」した状態で、激痛を訴えるばかりか、腸閉そくにまでなってしまい、救急車で搬送されてくる人まで、様々な状態で病院にやってきます。
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註1:このページでは、脱腸のことを、そけいヘルニアと表記しました。
かたかなでソケイと表記したり、漢字でも、鼡径や鼠蹊、鼠径と様々に表記されることありますが、同じものと理解してください。
註2:成人の鼡径ヘルニアに関することが中心です。よって手術の説明も、メッシュシートによる手術に関してが主体となっています。
註3:個人管理のHPです。管理者なりの私見を交えた、少し偏った説明になることはご了承ください。