手術の流れ

手術の当日、午前9時頃に入院していただき、手術を行います。

その日の手術予定により、午前もしくは午後に手術を行います。

入院時におおよその手術開始時間を、看護師が問診時にお伝えします。

手術室への移動前に着替えと、トイレを済ませてお待ちいただきます。

 

必要な際は病棟で点滴を開始しますが、手術室で点滴をし、局所麻酔、もしくは全身麻酔で手術を行います。

手術時間は約30分から1時間ほどです。もちろん両側のヘルニアがある場合はその倍の時間がかかります。

 

術後23時間安静にしていただきますが、トイレ歩行などは可能です。

局所麻酔の場合は病棟へ帰室後、全身麻酔の場合は術後3時間ほどで、飲水や食事は可能です。

術後は、内服の痛み止めを処方いたしますので、適宜ご使用ください。

手術創部、全身状態などに問題がなければ、退院していただきます。

 

術後の経過について:

湯槽への入浴は、手術の翌朝から可能です。

抜糸は基本的に不要になっていますが、創部や術後の経過を確認させていただくため、最低1度は外来を受診していただきます。

 多くの場合、術後7日から10日後に1度、半年後に1度、1年後にも可能ならば診察させて頂き、再発含め問題ないようでしたら、通院を終了にさせて頂いております。

術後1-2週間ほどは痛みが残り、稀ではありますが遅発性の出血や漿液腫が起こることもありますので、2週間程は運動を控えた方がいいと思われます。一般的な日常生活に関しては制限はありませんが、疑問な点は退院時、もしくは再診時に担当医や看護師に聞いてみてください。

 

常用薬は?

普段から内服している血圧などの薬は、手術当日も内服してきてください。

ただし、脳梗塞や狭心症のある人が使う、血液をサラサラにする薬(抗凝固剤:アスピリンやワーファリンなど)は外来で指示された日から休んだままで来てください。

昨今は、抗凝固薬の休薬による併存疾患への弊害も論じられているため、ご本人様の状態によっては、敢えて休薬せず手術を行う場合も増えてきています。

もちろんそういった方には、手術に関してはさらに注意深く行う必要もございます。

上記の通り、抗凝固剤の内服を継続したまま手術を行うこともありますが、薬を再開してもらう日は担当医から指示させて頂きます。

済生会新潟病院

手術件数 

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