日帰り手術とは

手術当日に病院へおいでいただき、手術を施行し、その日のうちにご自宅へお帰りいただくような場合を日帰り手術といいます。このような日帰り手術を、Day Surgeryと呼び、専門のセンターを持った施設も出てきています。ただし、前もって診察を受け手術日を相談し、術前検査を行っておく必要があります。

 

術前、術後何時間かは病院に滞在していただく必要がありますので、その際、病棟のベッドを使う場合は、日帰りとは言っても1日入院という扱いになります。

ちなみに一泊二日の入院手術の場合は、ホテルとは異なり医療制度上は、入院日数が2日という扱いになります。

日帰り手術の流れ(済生会新潟第二病院)

ー 受 診 -

新患受付をしていただき、外科外来を受診してください。
もし可能でしたら医療連携室(”お問い合わせ”のページを参照ください)を介して予約を入れて頂きますとスムースかと思われます。
診察を受けていただき、手術予定日と術式、麻酔方法などを相談をします。
術前検査施行後、帰宅します。
必要あれば、手術の際に使用する、痛み止めや抗生物質が処方になります。内服の指示に従い、入院時に持参してください。
•手術後の再診予約も決められれば、お渡しします。

ー 手術 - メッシュによるTension-free repair

•全身麻酔の場合は朝食を摂らずにおいでください。水分摂取は自由です。局所麻酔の場合は朝食を摂られて構いませんが、軽くにしておいてください。
午前8時半~午前9時頃までには病院にいらしてください。
もし外来で指示された薬などあれば内服してください。
入院受付を済ませ病棟へ移動。看護師の問診後、着替えを済ませ、必要ある場合のみ点滴をして病棟で待機します。
指定された時間に手術室へ移動し、手術開始直前に点滴や抗生剤の点滴を始めます。
局所麻酔や全身麻酔で手術を行います、全身麻酔での腹腔鏡手術でも日帰りは可能です。患者さんの状態やヘルニアの状態から担当医が判断いたします。ご希望の方はご相談ください。
術後は病棟で安静にしていただきます。もちろんトイレ歩行や、食事は可能です。
•術後2j時間から3時間ほどは安静にしていただき、その後担当医の診察を受け、傷の具合や痛みの程度に問題が無ければ、内服の鎮痛薬を持って帰宅します。
退院時、担当看護師からも、MPADSS(modified post-anesthesia discherge scoring system)を利用して評価させていただきます。

ー 再診 -

手術から約1週間から2週間の間に再診していただきます。その際、傷の具合などを診察し問題なければ終了とします。

以上、特に術後経過に問題がなければ、最低3回の来院で終了になります。

その後、もしご自身で気になることがある場合のみ、再診していただいております。

 

仕事の都合や、家庭の事情などで、どうしても手術を急ぐ必要がある場合などは可能な限り相談に乗りますので申し出てください。病院の手術室などの都合も考慮し善処致しますが、ご希望に添えぬこともありますこと、ご了承ください。

註:日帰りの定義として、24時間以内に手術から退院に至るものとしている場合もありますので、仮に一泊二日であっても、病院での滞在が24時間以内であれば日帰り手術として統計処理している施設もあります。

済生会新潟病院

手術件数 

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